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2012/11/09
[ ハカラメ ]
 
バイク野郎が小笠原へ行って”ハカラメ”なる葉っぱを採ってきた。水上バイクなんて気持ちよさそうだなー、と少しうらやましかったが、実際はフェリーに普通のバイクを乗せて行ってきたそうだ。それはともかく、ハカラメなんて変な名前だと思っていたら、語源は”葉から芽”だそうな。

一枚もらって水を張った皿に浮かべておいたら、しばらくして葉っぱの先端に変化が現れた。葉っぱの周りのギザギザの先端から芽が出て、その下には根っこも生えてきた。それぞれが一個の生体で、全てのギザギザから出てきたのだから、その数も半端ではない。大変な生命力だ。おそらくは南洋から流れ着いたものだろうが、おなじ”ハカラメ”でも種類はいろいろあるらしい。

それにしても葉から芽が出るからハカラメとは安易な名付け方だ。
”歯から目”はないにしろ、そこには詩的な感性などこれっぽっちも感じられない。しかし、それはそれで楽しげな名前ではある。

 「手足口病」よりはまだましか。